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2012年9月 1日 (土)

TJAR完走記その3

§剱からスゴ乗越小屋

 最高の天気に最低の眠気。剱からの下りはたいした渋滞もなく、なんなら渋滞してた方が休めたのにとか思いつつもボケっと進む。剣山荘でお決まりのカレー。何人かの選手と一緒になり再スタート。剱御前組と剣沢組に分かれた。奥野選手と私が剣沢組。さらに奥野選手は別山直登、私は剱御前へ。当たり前っぽく私が一番遅く、剣山荘から剱御前へ向かうのが速いようだった。この後は眠気MAXで、もうレースとかどうでも良くなってた。

「ネムイ…」。

別山を巻いた後、立山への登りで我慢できず登山道脇で生き倒れっぽく寝た。時計も見ずに寝たので、起きた時、どのくらい寝たのかさっぱり分からなくなっていて、本格的にタイムに興味がなくなった。お陰で1の越への下りはイライラすることもなく(してたけど)キュートなフォーリンガールの後を楽しく進んだ。1の越の後は、もうほとんど記憶がなく、楽しみにしていた五色周辺の絶景は台無し。18:30にスゴノッコシ小屋に到着。まだ明るいけどツエルト受付。選手としては一番乗り。「今日は馬場島から。明日は上高地まで」って告げたら苦笑いされた。缶詰だのお菓子だのたらふく買って[18時以降の購入はルール違反]、ほぼ満員のテン場の変な位置にツエルト張って、近場のサイトの方々に超人自慢して寝た。寒い所は全くなく、朝まで良く眠れた。

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 ★スリーピングシステムについて
 レギュレーションではシュラフカバーやエマージェンシーシートのみでも良いという事になっているけれど、それで夜明かしできるほどアルプスは優しくない。マットは必須だし、シュラフも多くの選手が持って行くでしょう。(※トップ選手は寝ないから持たないか?望月選手は5日間のトータル睡眠が9時間とか)しかし、シュラフを持つとなるとISUKA130Xでも300g。これはダウンなので、シュラフカバーも必要になり500gになってしまう。化繊シュラフだと単体で500g以上になるだろう。まともな軽量化であればここまで。それに対し、もう一段の軽量化を図るためコンバーチブル化を進めた。レギュレーションで必須の防寒具。前回の台風の事なんかも考えてまじめに選ぶと、例えばメリノのロンTとタイツで(e.g.http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=752000)400g以上になってしまう。これをダウンにしてシュラフと兼用することにした。

 マーモット/900プレミアムダウンジャケット[実測204g]

 ウエスタンマウンテニアリング/フラッシュパンツ[実測172g]

これらを着て、Solエマージェンシービビィ改[実測110g]に入る。これで暖かさはISUKA150X以上としながら、みなし重量は110gで済ませる。

 マットについては一番快適で安全かつ軽いなのはリッジレストと思うけれど、嵩張るので現実的なのがZライト。しかしこれはアメリカ人向けなので、日本人としてはキャプテンスタッグのEVAフォームマットで十分。さらにレース用として、これを35cm*140cmにカット。[実測104g]。1週間ノントラブルでした。尚、マットについてはザックのフレームも兼用している。

 これに枕としてプラティバス2を利用[実測35g]。

※ここに書いている取り組みは、いつでも、誰にでも、有効、適切とは限りません。当時の予想気象状況、当事者の体力、行動計画、他の取り組みとの相関によって初めて成り立つものです。例えば、夜間行動なしで上高地の関門に間に合う計画が組める、いつでもエスケープする覚悟がある、ダウンを濡らさない工夫と頼り切らないでもいけるなどなど。また、書いてあることの何か一つだけ実行するというのも危険な場合があります。念のため。

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§スゴ乗越小屋から上高地

 8時間寝。日が変わって13日。3時過ぎ起床。4時過ぎにスゴをスタート。みんなもう出てるっぽい…薬師手前で宮崎選手、平井選手をパス。すんごく快調。薬師岳山荘で多くの選手と会う。牛丼を食す。早月小屋よりさらにおいしかった。太郎平小屋で関係者?に第3グループの先頭と告げられる。元気。黒部五郎以降風がどんどん厳しくなる。森林限界以上での行動経験が少なかった選手には厳しかった模様。西鎌が特につらかったみたい。なんとか6時前に槍に到着。ご飯ものが食べたかったけれど、残念ながらなく、カップラーメンとおでん。登山客と歓談して、たくさん食べ物も買い出発。明るいうちに上高地に着きたかったけれど無理が判明。槍沢ロッジで休憩して出かける頃には空が怪しくなり、快進撃もここまで。モチベーションも大きくダウンし、歩き出す。横尾からは松浦選手、梅沢選手と3人になり、歩いて上高地を目指す。雨が本降りで、傘が役立つも、足元は水たまりでびしょびしょ。22:26バスターミナル着。大雨が気分を滅入らせながら就寝。

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